虫の息

おれは陽気なカブトムシ

立つ鳥跡を濁しまくり

12月現在、いよいよ退職が迫ってきた。

 

8月後半に申告したわけだが、今になって受理されるということは思いとどまることを期待されていたのか、それとも忘れられていたのか。いずれにせよ、もっと早く他の関係者にも周知してほしかった。

 

退職まで残り2週間となった現在でも、引継ぎの話は出てこない。詳細に言えば「こうするらしいよ」「こうなると思われる」という又聞きでなおかつ憶測という何の信用もない情報を耳にする程度である。

 

“中旬から詰められるのはバッドエンドだ”とこのブログで述べたことがあるが、まさに今その通りの結末を迎えようとしている。しかも引き継ぎ先(仮)は普段草むしりしかしてないようなパートのおばさんで、つい先日“フォルダの開き方”や“ドラッグアンドドロップ”を教えたような人である。何をどう引き継げばいいんだよ。

 

人間が手書きでどこまでやれるのかわからないが、人力VLOOKUPをしてもらわないと名簿はおろか補助金計算などできるはずもない。嫌がらせで自分のために作ったマクロは全部消していくことにした。

 

あと2週間で終わるのだと思うと、いろいろな美しい思い出が蘇ってくる。

雪の降る畑で400株の白菜を切り分けたこと、20時ごろに呼び出されて軽トラごと田んぼに落ちたこと、未計上金を100万くらいちょろまかしたこと…。そう、美しい思い出など何一つない。カスみてぇな会社と7年も付き合ってきたおれは偉い。杉田玄白くらい偉いと思う。

 

このまま何事もなく綺麗に辞められますようにと、願うばかりである。