消えた大金の謎に迫るべく我々は横須賀の奥地に向かった
母方は海外、父方はほぼ音信不通なので、昔から身内は姉としか連絡を取っていない。
姉は横浜市郊外のアパートに住んでおり、3女の母でもある。キャバクラの客と結婚したがとても仲が良く、旦那はおれと夜通しモンハンをするくらい仲良しだった。
先日姉とLINEをした。最初はお互いの赤ん坊の写真を見せ合うという平和なものだったが、徐々に親父や将来のことへと話題が変化していった。
生活保護を受けると言っていた親父が今現在どうやって生活しているのか、また、家を売った何千万という金をどこで溶かしてしまったのかという話になった。
題して、親父がどこで金を使ったかゲ~ム!
1番姉「毎日の外食で2,3万使ってたら30日で60万~90万になるからそれじゃない?」
2番おれ「ばあちゃんの葬儀のローン返済が100万近くあるって言ってたな。あとはおれらに言っていない隠し借金があるとか」
3番嫁「まだフィリピーナと繋がってるでしょ」
4番幼虫2号「ア゛~~ウ~~~~~~」
確認が取れないのでわからないが、やはり一度に大金を使うとなるとフィリピーナの線は濃厚だと思う。
親父が今何をしていようが知ったことではないが、最近日本奨学金機構から督促の電話が来ないので、そちらに回してくれているなら本望である。
次に、墓の問題だった。
墓じまい等をどうしたら良いか姉に尋ねたところ、維持費を払っていないので撤去されると思う、とのことだった。または父の妹(叔母)が維持費を払ってもいいと言っているらしいが、どうせおれに掛かってくるものなので正直に言えば撤去してもらったほうが良い。
親父が死んだらさすがに墓を建てなければいけないし、おれたちが入る墓もそろそろ考えなければならないとも思う。
あぁ、もうそんな歳になってしまったのかと哀しくなる一方である。